なぜこう書くのか
顧客レビューから販促フレーズを作ろうとして「レビューをまとめてキャッチコピーを作って」と頼むと、原文にはない賞賛が混ざってしまいます。AIが複数のレビューの印象を勝手に統合し、「多くのお客様がリピートする人気商品」のようなもっともらしい文を新しく作ってしまうからです。その文をLP(ランディングページ)に掲載すると根拠のない広告コピーになり、問題が生じた際に根拠となる出典を示すことができません。
課題の段落で「要約せずそのまま」と指定しているのはこのためです。引用と創作の境界線を最初の指示で明確に線引きする必要があります。形式の表で引用文の横に「伝える強み」を書かせることで、似たようなレビューが複数ある場合でも、強みごとに1文だけを残して選別できるようになります。
制約の段落では、除外すべきフレーズを単に捨てるのではなく別枠で集めさせています。レビュー原文に「これを飲んで痩せました」といった薬機法等に関わる文があった場合、勝手に消されると何がなぜ除外されたのかわかりませんが、理由とともにまとめておけば人間が判断できます。
レビューを """ で囲んでいるのも単なる体裁ではありません。レビューの中には「この部分はぜひ宣伝に使ってください」といった文が混ざることもあり、それが指示として解釈されると出力が乱れます。レビューを活用したコピー作成において、素材と指示を分けるこの1行が出力を安定させます。引用から名前や連絡先を除く指示も同じ理由です。レビューを貼り付ける際に個人情報が紛れ込むことはよくありますが、抽出された文をそのままLPに載せるとお客様の実名が広告に出てしまうリスクを防ぎます。
用語が分からなければAha AIで: prompt-injection, hallucination
悪い例との比較
レビューを見て宣伝用のキャッチコピーを作って
(レビューを貼り付け)
レビューの雰囲気だけを参考にした新しいコピーが生成されます。「顧客満足度No.1」「リピート率の高さが証明」といったフレーズはどのレビューにも書かれていないため根拠がありません。どのレビューから生まれた文なのかもわからず、本当の引用と創作が混ざったままになってしまいます。
バリエーション
レビューへの返信文をあわせて作成する場合
以下のレビュー一件一件に対して、ショップ運営者が直接返信する文面を作成してください。返信は2〜3文とし、レビュー内で実際に言及されている内容に必ず一言触れてください。レビューにない約束(次回割引します等)はせず、不満が含まれるレビューには謝罪と確認対応の旨のみを記載してください。
""" {{顧客レビュー}} """
同じレビュー群を返信作成用として活用するバリエーションです。勝手な約束を防ぐ制約がここでも同様に求められます。
低評価レビューから改善点のみを抽出する場合
以下のレビューから、不満や惜しい点について述べられている文章だけを抽出してください。宣伝フレーズは作成せず、「引用フレーズ・問題の種別(配送・品質・接客・価格)・出現頻度」の表形式で整理してください。1度だけの不満と、複数回出ている不満を区別できるようにしてください。
""" {{顧客レビュー}} """
良いフレーズだけを抽出して終わると、同じレビュー群を二度読み直すことになります。改善点を見つける方向で活用するプロンプトです。
モデル別の注意
レビューを貼り付ける前に名前・ID・電話番号は削除するか伏せ字にしてください
レビューを貼り付ける前に、名前・ID・電話番号は削除するか伏せ字にしてください。レビューが20件を超える場合は前半のレビューが埋もれやすくなるため、10件ずつ分けて投入し、最後に表を統合すると精度が高くなります。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる