なぜこう書くのか
ChatGPTでフラッシュカードを作ろうとすると、多くの人が「裏面が長文になってしまう」という失敗に突き当たります。カードの裏が3行以上あると、それは単語カードではなくただの要約文になり、テンポよくめくって暗記することができません。このプロンプトは、文字数と枚数を数値で制限することでその問題を未然に防ぎます。
形式の指示文は短いですが、3つの明確な条件が含まれています。「表面は疑問形の1文」「裏面は40文字以内」「最大20枚」。文字数制限を設けないと、AIは親切心から詳しい解説を付け加えてしまいます。40文字という上限があることで、教材をだらだら説明するのではなく、最も重要なエッセンスだけが抽出されます。ヒント列は、答えが喉まで出かかっているときに、裏面を見ずに自力で思い出すための工夫です。すぐに答えを見ると「覚えた気」になりますが、ヒントを手がかりに自力で引っ張り出した記憶だけが本番の試験で使えます。
具体例を1つ含めているのは、言葉で指示するよりも望ましい出力を直感的に理解させるためです。「疑問形にしてください」とだけ指示すると、「浸透圧とは?」のような単なる用語確認になりがちです。具体例を示すことで、「状況を与えて結果を問う」という実践的な一問一答の形式をAIが再現しやすくなります。AIによる暗記カード作成では、3行のルール説明よりも1つの具体例のほうが効果を発揮します。
制約で「〜など」を禁止したのは、自己採点ができないカードを排除するためです。裏面が「原形質分離、膨満など」になっていると、自分の回答が正解だったのか判断できません。「3つ挙げよ」のように表面で個数を指定することで、厳密な自己採点が可能になります。正誤の判定が曖昧なカードを何周回しても、確実な記憶にはつながりません。
用語が分からなければAha AIで: few-shot, output-format
悪い例との比較
この内容で暗記カード作って
(教材の要約を貼り付け)
カードの枚数も長さも指定しないと、教材の文章をそのままぶつ切りにして表裏に分けただけのリストが出力されます。裏面が長すぎて暗記に向かず、1枚で複数の概念をまとめて問うため、間違えたときに自分が何を理解していないのかが分かりません。また、教材の分量に比例してカード枚数が膨らみ、復習が追いつかなくなります。
バリエーション
英単語や専門用語を暗記したいとき
以下の単語リストをもとにフラッシュカードを作成してください。カードごとに「表(単語)・裏(意味1行)・例文1文・混同しやすい単語」の4列にしてください。意味は辞書の定義をそのまま写すのではなく、実際によく使われる意味を1つだけ記載してください。例文は12単語以内で、その単語がないと文意が通らないような文にしてください。
""" {{学習 教材}} """
単語は意味だけを覚えても試験で使えないため、例文と紛らわしい単語の列を追加しています。
作成済みのカードが覚えにくいとき
以下は私が作成したフラッシュカードのリストです。何日も間違え続けているカードを修正したいと考えています。各カードについて、表面が答えを1つに絞り込めているか、裏面が40文字以内で自己採点しやすい記述になっているかをチェックしてください。問題があるカードは修正案を併記し、1枚に2つ以上の概念が含まれている場合は2枚に分割してください。
""" {{学習 教材}} """
新しく作るのではなく、既存のカードを診断・改善させます。覚えられない原因は記憶力ではなく、カードの設計にあることがほとんどです。
モデル別の注意
Ankiにインポートしたい場合は、「表の代わりに、表と裏をカンマで区切ったCSV形式で出力してください」と追加で指示してください。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる