なぜこう書くのか
インテリアのAI画像は、綺麗に生成されるほど注意が必要です。画像生成AIは実際の寸法を計算しないため、6畳の部屋に3人掛けソファと大きなデスクが難なく収まった非現実的な画像を平気で出力します。その画像を鵜呑みにして家具を買うと、部屋に入り切らない事態になりかねません。そのため、プロンプト内で「参考用のイメージ案」という位置づけを明確にしておきます。
コンテクストの段落で空間と予算の範囲を併記するのは、この2つがレイアウトの現実味を決定づけるからです。小物しか買い替えられない人にとって、造作家具を組み込んだ画像は何の役にも立ちません。現状と変更可能な範囲をあらかじめ伝えることで、提案の方向性を現実的なラインに絞り込めます。
聞き返しのステップを設けたのは、部屋の状況を言葉だけで完璧に説明するのが難しいためです。窓の方角ひとつでベッドの配置は大きく変わりますが、ユーザー自身はその情報を書くべきだと気づかないことがよくあります。質問を3つに限定し、「回答した後に作成する」と明記しておくことで、AIが質問だけで終わってしまったり、質問するふりをして勝手にプロンプトまで一気に作ってしまうのを防げます。
タスクと形式の段落では、3つの案を比較できるように順序を指定しています。部屋作りのAI画像を1枚だけ出力させると、気に入らなかったときに何を修正すべきかが判断できません。3つの案を並べることで、「窓際にデスクを置く配置のほうが良さそうだ」といった比較検討が可能になります。必要なアイテムを具体的な商品名ではなくカテゴリーで出力させるのも、AIのハルシネーション(嘘の情報)を避けるためです。AIは実在しそうでも存在しないブランド名や型番を生成しがちですが、「低めの木製チェスト」といった種別で把握しておけば、その条件をもとに実際のショップで自分で探すことができます。
用語が分からなければAha AIで: hallucination, output-format
悪い例との比較
6畳ワンルームのインテリア画像を作って。温かみのあるミニマルな感じで
このように曖昧に依頼すると、雑誌に出てくるような広々とした部屋の画像が生成されてしまいます。窓の位置が自分の部屋と異なり、クローゼットも無視されるため、どれだけ綺麗でも実際の部屋には活かせません。案が1つだけなので比較もできず、画像内の家具が本当に収まるサイズなのかを確認する術もありません。
バリエーション
手持ちの家具をそのまま使う場合
{{空間}}において、家具を新しく買い足さず配置替えだけで模様替えをしたいと考えています。現在ある家具は私が記載したものがすべてですので、新しい家具を画像に入れないでください。同じ家具を使って配置を変えた案を3つ作成し、英語プロンプトで記述してください。また、各案が何において優れているか(生活動線、採光、広く見える効果など)を日本語で1行ずつ解説してください。
お金をかけずに家具の配置だけを変えるのが、模様替えの最初のステップとなる場合が多いです。新しい家具を追加させない制約を設けることで、純粋な配置の比較ができるようにしています。
壁面の一面だけをコーディネートする場合
{{空間}}の中で、特定の壁一面のコーディネートを先に決めたいと考えています。部屋全体ではなく、その壁を正面から捉えたアングルで英語プロンプトを作成してください。雰囲気は{{希望のスタイル}}に合わせ、壁に掛けるもの(アート・棚など)と壁の前に置くものを分けて描写してください。案は3つ提示し、各案が壁面をどの程度埋める構成になっているかを日本語1行で教えてください。
部屋全体を一度に決めようとすると検討項目が多すぎます。壁一面に焦点を絞ることで、段階的に決定を進められるようにしています。
モデル別の注意
画像生成AIは実際の寸法を計算しません。出力結果は雰囲気を掴むための参考にとどめ、家具を購入する前には必ずメジャーで実寸を測定して確認してください。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる