なぜこう書くのか
指導案はある程度フォーマットが決まっている文書であるため、AIの得意分野です。しかし形式を指定しないと、AIは独自のフォーマットで出力してしまい、学校の様式に移し替えるのに余計な手間がかかります。このプロンプトで形式の段落を最も詳しく書いているのはそのためです。番号を振った3つの項目と表の列名まで指定することで、出力結果をほぼそのまま学校の様式へ流し込めるようになります。
役割で「15年のキャリア」と明記したのは単なる飾りではありません。経験年数を指定することで、AIは教科書の内容を単になぞるだけでなく、「この部分で生徒がつまずきやすい」といった実践的な視点を反映するようになります。最後の項目「予想される生徒のつまずき」は、まさにその実践知を引き出すための指示です。文脈段落の学年とテーマは、その判断の基準となります。同じ「状態変化」でも、小学校4年生と中学校2年生ではつまずくポイントが全く異なるからです。
課題段落の「生徒自身が活動する時間が半分以上」は、結果を大きく変える重要な一文です。この条件がないと、AIが作る指導案は講義形式(教師の説明中心)になりがちです。活動中心・探究型の授業を作りたい場合は、この配分を調整してみてください。
制約段落の「でっち上げないでください」は教育資料において特に重要です。AIは実在しない実験動画のタイトルや教科書のページ数を自然に作り出してしまうことがあります。資料の種類だけを指定させ、実際の選定は教員が行うのが安全です。「生徒へそのまま語りかける口調」という指示は、発問案を授業でそのまま読み上げられるようにするための工夫です。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, hallucination
悪い例との比較
中2理科の状態変化の指導案を作って
必要な単元情報は入っていますが、形式や条件がありません。これでは教師の説明が30分を占める講義式の指導案が出力されやすく、学校の指定様式に手作業で直す必要があります。つまずきやすいポイントや評価方法も、明示的に求めないと出力されません。
バリエーション
ワークシートも同時に作成
あなたは{{科目}}の教員として15年のキャリアを持つ授業設計の専門家です。{{学年}}対象の「{{全体のテーマ}}」の授業で、展開段階(30分)に使う生徒用ワークシートを作成してください。
構成: 中心となる問い1つ → 確認問題3つ(基礎・標準・発展) → ペアで話し合う問い1つ → 本日の振り返り欄。各問題の解答と採点基準をワークシートの末尾に別途記載してください。生徒が読む文は短く具体的に書いてください。
指導案を出力させた後、同じチャット内で続けて依頼することで、指導案の活動内容と連動したワークシートが作成できます。
小学校低学年向け
あなたは小学校の{{科目}}教員として15年のキャリアを持つ授業設計の専門家です。{{学年}}対象の40分授業の指導案を「{{全体のテーマ}}」で作成してください。
1つの活動が10分を超えないよう短い活動を3〜4つで構成し、各活動に体を動かしたり手先を使ったりする要素を1つずつ入れてください。学習目標2つ・段階別表(教師の活動・児童の活動・教材/教具・時間配分)・まとめの活動1つの順で書いてください。児童への指示出し(発問)は、一文につき一つの指示にとどめてください。
低学年は集中力が続きにくいため、活動の時間と数を明示的に指定しています。
モデル別の注意
学習指導要領の細目を要求するとAIがでっち上げる可能性があるため、指導要領の該当箇所は直接貼り付けた上で「この目標に合わせて」と指示するのが確実です。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる