なぜこう書くのか
このプロンプトの目的はシンプルです。長文から「やるべきこと」だけを抜き出して表に落とし込むことです。しかし、単に「まとめて」と頼むと、AIは会議全体の要約を始めたり、決定事項と単なる雑談を混同したりしてしまいます。そのため、各文がミスを防ぐための制御として機能しています。
第1段落の役割は「書記」です。書記は自分の意見を挟まず、記録に徹します。この一言により、AIが勝手な意見や提案を付け足すのを大幅に防ぐことができます。第2段落の文脈では、この表を誰がどんな目的で見るのかを伝えています。「各自何をすべきかを確認する」という目的を定義することで、AIが担当者欄を適当に放置するのを防ぎます。
タスク段落における「議論しただけで決定していない事項は除外」という指定が極めて重要です。議事録で最も起こりがちなノイズは、「次回話そう」と先送りにした議題がタスクとして混入することです。形式段落では列の順序まで指定し、空白の代わりに「未定」と書くよう指示しています。空欄があると、AIがそれらしい名前や日付を勝手に創作しやすくなるためです。
制約段落の「確認が必要な項目」は、AIが曖昧な内容を無理やり表に押し込まず、外に逃がすための安全弁です。最後に議事録を """ で囲んでいるのは、議事録内に「これはまとめないで」といった指示文のような表現が含まれていても、AIがデータと命令を明確に区別できるようにするためです。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, context-window
悪い例との比較
議事録をまとめて
(議事録を貼り付け)
このように指示すると、AIは「まとめる」を文章の要約と解釈してしまいます。その結果、会議の流れを文章でダラダラと書き連ねるだけになり、本当に必要な担当者や期限が文章の中に埋もれてしまいます。また、決定事項と検討段階の事項も混ざってしまうため、結局人間が手作業で精査し直すことになります。
バリエーション
シンプル版(議事録が短い場合)
以下の議事録から実行すべきタスクのみを抽出し、「タスク・担当者・期限」の表形式で出力してください。担当者や期限が不明な場合は「未定」と記載し、議事録にない内容は推測しないでください。
""" {{会議 議事録}} """
役割や文脈を省略しました。議事録が10行以内かつ参加者が3名以下の場合は、これだけで十分機能します。
Slackやチャット履歴を整理する場合
以下は{{チーム名}}のチャット履歴です。会話の中で誰かが対応することになったタスクのみを抽出し、「タスク・担当者・期限・根拠となった発言」の表形式で整理してください。「やってみましょうか?」などの提案だけで誰も合意していないものは表に入れず、表の下に「未確定の提案」として別途記載してください。
""" {{会議 議事録}} """
チャットは議事録よりも文脈が散らかりやすいため、「根拠となった発言」列を設けて元の発言をすぐに追跡できるようにしています。
モデル別の注意
議事録が3,000文字を超える場合は、2〜3回に分けて入力し、最後に「上記の表を1つに統合して」と指示してください。
表内で改行が必要な場合、ChatGPTやClaudeはMarkdown形式の表を綺麗に作成してくれますが、結果をExcelにそのまま貼り付けたい場合は「表をタブ区切りテキスト形式でも出力して」と追加指示すると便利です。
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最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる