なぜこう書くのか
OKRの作成をChatGPTにそのまま頼むと、十中八九Key Resultの欄に単なる「ToDoリスト」が出力されます。「オンボーディングメール配信」「ブログ記事10本作成」のようなタスクがKey Resultになってしまうと、四半期末には目標を達成したかではなく「作業をこなしたか」しか残りません。このプロンプトの指示の多くは、まさにその事態を防ぐために設計されています。
第1段落の役割では、単なる「コンサルタント」ではなく「何を警戒している人物か」まで指定しています。警戒すべき対象を明示することで、AIは項目を無駄に増やすのではなく、適切に絞り込む方向で思考します。文脈で「チームメンバーと修正予定のドラフト」と伝えているのも同じ理由です。完璧な完成版を求めないことで、情報不足の箇所をAIが勝手な作り話で埋めてしまうのを防ぎます。
中盤の具体例2行がこのプロンプトの核心です。良いKey Resultと悪いKey Resultを対比して見せることで、長い説明文を書くよりもはるかに正確に評価基準をAIへ伝達できます。形式にある「現状値 → 目標値」の指定は数値の曖昧さを排除し、「やめるべきタスク」は目標をただ増やすだけの無理な計画を防ぎます。
制約では項目数を3つに絞り、不明な数値は「確認が必要」と残すよう指示しています。四半期目標を設定する場で最も危険なのは、それっぽく捏造された基準値です。スタート地点が狂えば、目指すべきゴールも一緒に狂ってしまいます。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, few-shot
悪い例との比較
うちのチームの今期のOKRを作って。目標は新規登録者を増やすこと。
このように曖昧に指示すると、Objectiveが3つにKey Resultが9個も並んだ巨大な表が出力されがちです。数値が含まれていても「登録者30%増」のように基準値がないため、四半期末に達成可否を判定できません。Key Resultにも「SNSアカウントの運用」といった日常業務が混ざってしまい、チームで使うには結局イチから書き直すことになります。
バリエーション
Objectiveは決まっていてKey Resultだけを追加したい場合
{{チーム名}}の今四半期のObjectiveは「{{四半期目標}}」です。このObjectiveが達成されたかを判定するためのKey Result候補を5つ提案した上で、互いに重複しない最適な3つを選び、選定理由とともに教えてください。
各候補は「指標名・現状値・目標値・確認方法」の順で記載し、以下のデータから現状値が取得できない場合は「要確認」と記載してください。
前四半期の成果: """ {{前四半期の成果}} """
目標(Objective)の文言はすでにチーム内で合意されているケースが多いです。5つの候補を出させてから3つに絞り込ませることで比較検討の根拠が残り、チームミーティングでの説明がスムーズになります。
チーム目標を個人目標へブレイクダウンする場合
{{チーム名}}の今四半期のObjectiveは「{{四半期目標}}」です。この目標をチームメンバーの個人目標にブレイクダウンしてください。
まずこの目標を達成するために必要な業務をグループ分けし、各グループごとに「担当者が四半期末にどんな成果物・結果を示せばよいか」を1文で記載してください。1人の担当領域が2グループを超えないようにし、個人評価のランクや点数はつけないでください。
チームのOKRをそのまま個人へコピーすると、全員が同じ数値を背負うことになり責任が曖昧になります。業務グループに分類してから人に割り当てることで、タスクの重複や抜け漏れが可視化されます。
モデル別の注意
ObjectiveとKey Resultを一度に出力させると、Key Resultが5個以上出力される場合があります。指定個数を超えてしまった場合は、「最も重要な3つだけを残し、他を削った理由を教えて」と続けて指示してください。
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最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる