なぜこう書くのか
AIに「YouTubeのタイトルを1つ考えて」と頼むと、無難なものが1つだけ返ってきます。無難なタイトルはおすすめ一覧で簡単にスルーされてしまいます。問題は、その1つが良いのか悪いのかを判断する基準がないことです。比較対象がなければ、人間は最初に出てきたものをそのまま使ってしまいがちです。
最初の段落は、この動画がどこで見つかるのかという前提を伝えています。登録者がメインのチャンネルと、検索・関連動画からの流入がメインのチャンネルでは、響くタイトルが異なります。前者はチャンネル名自体に信頼があるためシンプルなタイトルでも見られますが、後者はタイトル1行ですべてが決まるため、「何が得られるのか」を先頭に出す必要があります。
課題の段落で5つの切り口に分けたのは、10個を「本当に異なる10パターン」にするためです。切り口を指定しないと、語順だけを変えた似通った案ばかりになります。結果を明かすタイトルと誤解を覆すタイトルでは惹きつける視聴者層が根本的に異なるため、並べて比較することで、この動画を誰に向けて届けるかを判断できます。
形式の段落にある「ターゲット読者」の列は、選定の明確な根拠になります。文字数の列は、スマホ画面での見切れ問題を視覚的に確認するためのものです。制約の段落は2つのリスクを防ぎます。動画にない内容を盛ることと、クリック率は上がっても視聴維持率を下げてしまう釣り表現です。最後に「最初にテストするもの」を選ばせる理由は、タイトルは一度で決まるものではないからです。1〜2日の反応を見て第2候補に差し替えながら検証していくのが本来の運用方法です。
用語が分からなければAha AIで: output-format, prompt
悪い例との比較
除湿機のレビュー動画なんだけど、YouTubeのタイトル考えて。再生回数が伸びるやつで。
「再生回数が伸びるやつで」という指示は、AIに対して過度な誇張を促すシグナルになります。「除湿機を買う前に絶対見て(衝撃の結果)」のようなタイトルが生成され、動画にない結論を匂わせることで流入した視聴者がすぐに離脱してしまいます。候補が1つしかないため比較検討もできず、動画の本当の強みである「2ヶ月間の実測データ」がタイトルに反映されません。
バリエーション
タイトルとサムネイル文言をセットで決めるとき
{{チャンネルのテーマ}}チャンネルの今回の動画タイトル候補を6個作成し、各タイトルに対してサムネイルに入れるテキストを1対1のペアで提案してください。タイトルとサムネイル文言で同じ言葉を重複させず、2つを続けて読んだときに1つのメッセージとしてつながるようにしてください。サムネイル文言は8文字以内とします。
""" {{動画の内容}} """
タイトルとサムネイルで同じことを言うと、画面の訴求スペースを半分無駄にしてしまいます。2つをペアにして役割を分担させました。
CTRが低い動画のタイトルをリライトするとき
{{チャンネルのテーマ}}チャンネルに投稿した動画ですが、インプレッションに対するクリック率(CTR)が低迷しています。以下が動画内容です。現在のタイトルはこのメッセージの後に記載します。まず現在のタイトルがクリックを妨げている要因を3つ指摘してください。その上で、その3つの要因をそれぞれ改善したタイトル案を1つずつ、合計3つ提案してください。
""" {{動画の内容}} """
新しいタイトルをいきなり出させるのではなく、現在のタイトルの問題点を言語化させることで、同じ失敗を繰り返さないようにします。
モデル別の注意
文字数のカウントはAIが間違えやすい部分です。最終候補を決めたら「この3つの文字数(スペース含む)を再カウントして」と確認するか、実際に手元で数えてみてください。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる