なぜこう書くのか
ポートフォリオの説明文作成を指示なしでAIに任せると、多くの場合「ログイン機能、決済機能、管理画面を実装しました」といった機能の羅列になりがちです。これでは「何を作ったか」は分かっても「なぜそう作ったのか」が伝わりません。採用担当者が確認したいのは後者です。そのため、このプロンプトでは課題として「問題 → 判断 → 行動 → 結果」の流れを指定し、メモにない数値は角括弧で空欄にするよう制約を設けています。単に「捏造禁止」とするだけでは、AIはもっともらしい数値を勝手に補ってしまうからです。
役割を「毎週何十件もポートフォリオをレビューする責任者」に設定したのは、適切な文章量を引き出すためです。大量に目を通している人ほど、長文を嫌い要点を好みます。コンテキストに「ドメイン知識のない人が10秒で読む」と明記することで、社内用語や略語が自然と分かりやすい言葉に変換されます。
フォーマットをタイトル1行、本文4〜6文、技術1行に区切っているのも、ポートフォリオが実際に読まれるスタイルに合わせるためです。そして、このプロンプトで最も効果的なのは**例(Few-shot)**の提示です。言葉で説明するだけでなく、完成形の文面を見せることで、適切な文量や簡潔なトーンが正確に再現されます。
メモを """ で囲むことで、「上司の説得が大変だった」といった断片的なメモが指示として誤認されるのを防ぎます。
用語が分からなければAha AIで: few-shot, hallucination
悪い例との比較
ポートフォリオに載せるプロジェクトの説明文を書いて。在庫照会画面を改修して、SpringとMySQLを使いました。
与えられた情報が技術名程度しかないため、AIは「パフォーマンスを40%改善しました」といった架空の実績を勝手に補ってしまいます。面接でその数値の根拠を聞かれた際に答えられなくなります。また、自身がどのような判断をしたのかが抜け落ち、指示された作業をこなしただけのような印象を与えてしまいます。
バリエーション
職務経歴書の1行要約に短縮する場合
以下のプロジェクトメモを、職務経歴書向けの1行の箇条書きに要約してください。フォーマットは「[何を] [なぜ] [どのようにして] [結果]」を1文(80文字以内)でまとめ、{{担当の職務}}の採用担当者が流し見する状況を想定してください。異なるアピールポイントの案を3パターン作成し、各案がどのような企業に響きやすいかも1行添えてください。メモにない数値は [数値] と空欄にしてください。
プロジェクト メモ: """ {{プロジェクト メモ}} """
職務経歴書の1行要約とポートフォリオの紹介文は、長さが異なるだけで構成要素は同じです。3パターン用意しておくことで、応募先企業に合わせて使い分けることができます。
面接で口頭説明する場合
あなたは{{担当の職務}}の面接官です。以下のプロジェクトメモをもとに、面接で「このプロジェクトについて簡単に説明してください」と質問された際に1分程度で話せる回答文を、話し言葉(丁寧語)で作成してください。構成は「課題 → 自分の判断・行動 → 結果」の順にしてください。さらに、面接官が深掘りしそうな想定質問を3点挙げ、それぞれの質問に対してメモのどの要素を使って回答すればよいかを1行ずつ解説してください。
プロジェクト メモ: """ {{プロジェクト メモ}} """
ポートフォリオの文章は「目」で読まれ、面接の回答は「耳」で聞かれます。想定質問と回答方針までセットで準備することで、面接対策を効率化できます。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる