なぜこう書くのか
反論対策としてChatGPTで自分の文章を検証しようとして失敗する理由は、大抵1つです。AIがすぐに同意してしまうからです。「よく整理された主張です。ただ、このような点も考慮できます」といった当たり障りのない返答をもらうと、検証した気にはなりますが、実際の論理の穴は1つも見つけられないまま終わってしまいます。
役割の段落を長めに設定しているのは、そのAI特有の同調傾向を抑え込むためです。単に「反対の立場」と指示するだけでは不十分なため、称賛も中立的な評価も明確に禁止しました。「論破することが唯一の目標」とまで指定することで、2〜3ターン目でAIが優しいトーンに戻ってしまうのを防ぎます。
1度に1つずつ反論を出させ、こちらの再反論を受けてさらに追及させる形式にした点がこのプロンプトの肝です。反論を5つ一気に箇条書きで受け取っても、読んで納得して終わってしまいます。一問一答のラリー形式にすることで、実際に自分で反論を考えることになり、2手目で言葉に詰まる体験を事前にシミュレーションできます。AIを使った反論練習の目的はリストを得ることではなく、「返答に詰まる瞬間」をあらかじめ体験しておくことです。
制約の段落では攻撃の方向性を定めています。方向性を指定しないと、単なる表現や文章構成のダメ出しに流れてしまいます。「根拠の不足・例外の存在・因果の逆転」の3点は、実際のディベートで主張が崩れる急所です。文章の言い回しに対する指摘は推敲には役立っても、主張のロジックを守る役には立ちません。最後に自分の文章を """ で囲んでデータと指示を明確に分けたのは、主張文の中にある「〜すべきである」という文をAIが指示と誤認してそのまま従ってしまうのを防ぐためです。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, prompt-injection
悪い例との比較
私の主張に反論して
(主張を貼り付け)
反論が3〜4個リストで提示されますが、大半は「こういう反対意見もあり得ます」といった浅いレベルにとどまります。自分で再反論を組み立てる機会がないため読んで終わりになり、どこで言葉に詰まるかは本番で初めて知ることになります。
バリエーション
文章を推敲する前に弱点だけを特定したいとき
以下は私が「{{全体のテーマ}}」について書いた主張です。ディベート形式ではなく文章の推敲が目的なので、対話形式にせず一度にまとめて出力してください。段落順に読み進めながら、反論されやすい文を引用し、各文に対して「予想される反論・なぜ論破されるのか・この文をどう修正すれば防げるか」を記載してください。修正案の文まで提示してくださいが、文章全体の全面的な書き直しは不要です。
""" {{私の主張}} """
提出前の最終チェック用です。対話形式ではなく文単位で弱点を特定し、修正箇所をすぐに確認できます。
反対の立場を担当することになったとき
私は「{{全体のテーマ}}」において、自分の本来の考えとは反対の立場を担当することになりました。以下は私の本来の考えを書いた文章です。このロジックをそのまま反転させ、反対派が使うべき主張文を3つの根拠とともに作成してください。私の元の根拠1つひとつに対し、反対派がどのように切り返すかを対応させて提示してください。
""" {{私の主張}} """
立場が指定されたディベートで活用できます。自分のロジックを反転させてみることで、元の主張が持つ弱点も同時に浮き彫りになります。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる