なぜこう書くのか
クラスルール作りが形骸化するのは、多くの場合4月ではなく6月頃です。学期初めに作ったルールが「騒がない、走らない」のような禁止事項ばかりだと、子どもたちはそれを「守るべき指針」ではなく「怒られないための条件」として捉えてしまいます。このプロンプトは禁止表現を制限し、望ましい行動を子ども自身の言葉で書かせるように導きます。
文脈としてクラスの雰囲気を数文で入力させる理由はここにあります。どの教室にも当てはまるような一般的なルールは、どの教室でも守られません。「授業開始の切り替えに時間がかかる」という具体的な状況が入ることで、その場面にピンポイントで効くルールが生まれます。また重点事項を指定することで、5つのルールのうち少なくとも1つは担任が今年度大切にしたいテーマに直結するようにしています。
課題において、ルールの文言だけでなく「指導・活動案」をセットで求めている点がこのプロンプトの核心です。単なるルール一覧だけでは、結局教師が黒板に書いて押し付ける形になってしまいます。児童生徒への問いかけが活動案に含まれていれば、同じルールでも子どもたち自身が見つけ出したものになります。さらに形式の3列目「守れなかったときにみんなですること」は、ルールとセットになるリカバリー方法をあらかじめ合意しておくための項目です。これがないと、問題が起きるたびに教師がその場で感情的に指導することになります。
最後の段落は、一度のプロンプトで完結させないための指示です。実際に活動をしてみると、子どもたちならではの生き生きとした表現が出てきます。その言葉を反映して最終調整することで、教室の後ろに掲示されるルールが本当に「子どもたちの言葉」になります。最初から完成版を作ろうとせず、まずは活動を進めるためのたたき台として活用するのが効果的です。
用語が分からなければAha AIで: prompt, output-format
悪い例との比較
小学4年生向けのクラスルールを10個作ってください
出力されるのは、どの学校の掲示板にも貼ってありそうな当たり障りのない10文です。その半分は「廊下を走らない」といった禁止文になり、自分のクラスで実際に起きている課題には届きません。10個という数も多すぎます。ルールが多すぎると、子どもはどれも覚えられません。子ども自身が参加する余地がないため、掲示しても数日後には誰も見なくなり、破ったときにどうするかも決まらないまま放置されてしまいます。
バリエーション
学期途中でルールが崩れてきたとき
{{学年}}の現在の状況は次の通りです:{{クラス 雰囲気}}。学期初めに決めたルールが守られにくくなってきたため、児童生徒ともう一度話し合いたいと考えています。
新しいルールを増やすのではなく、「なぜ守りにくくなっているのか」を子どもたちに問いかける質問5つと、その回答をもとにルールを見直す20分の学級会進行案を作成してください。質問は誰かを責める形ではなく、状況を客観的に振り返る問いかけにしてください。
ルールを増やすのではなく原因を振り返る学級会に切り替えました。ルールが増えるほど、実際に守られるルールは減っていきます。
保護者にクラスルールを共有するとき
児童生徒と一緒に決めた{{学年}}のクラスルールを、学級通信等で保護者に紹介する文面を400字以内で作成してください。今年度の重点は「{{重点の事項}}」です。
ルールを箇条書きにする前に、子どもたち自身が話し合って決めたというプロセスを2文で説明し、ご家庭でも同じ目線で声かけをお願いしたい点を1点添えてください。守れなかったときの約束についても1行で共有してください。
ルールは学校と家庭で共通の認識を持つことで定着しやすくなるため、決定のプロセスと家庭への協力を盛り込む形にしています。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる