なぜこう書くのか
顧客インタビュー用の質問プロンプトで出力された質問リストをそのまま使うと、インタビューが20分ほどで終わってしまうことがあります。「満足しましたか?」に「はい」、「不便な点はありましたか?」に「特にありません」と返されると、それ以上聞くことがなくなってしまうためです。問題は質問の数ではなく、短い回答の後に何を尋ねるかを準備していないことにあります。
そこでこのプロンプトでは、各質問に対して深掘り質問をセットで要求します。インタビューの現場で即座に思いつくのが最も難しいのが、この2つ目の質問です。あらかじめ2つずつ用意しておけば、相手の言葉が途切れてもスムーズに対話を続けられます。形式にある「この質問で知りたいこと」の列も同様の役割を果たします。時間が足りなくなった際、どの質問をスキップすべきかをその場で判断できます。
役割と文脈は、質問の質を大きく変えます。「意見を求めるのではなく体験を語らせる」リサーチャーとして定義し、相手が初対面である事情を伝えることで、最初の質問から核心を突きすぎて身構えさせてしまうような不躾なガイドを防ぎます。配分時間から5分引いてあるのは、インタビューは遅れて始まることが多く、最後の「何か言い残したことはありますか?」という雑談から最も貴重な本音が出るためです。
最後の段落の逆質問は、インタビューガイドの精度を劇的に向上させます。「無料トライアル離脱」というテーマだけを渡すとAIは価格の話ばかり出しがちですが、「トライアル期間は何日か、決済画面まで進んだ人か」といった前提を一度やり取りするだけで、はるかに的を絞った実用的な質問が得られます。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, persona
悪い例との比較
無料トライアルを使って課金しなかった人たちへのインタビューの質問を10個作ってください。
「サービスを知ったきっかけは?」「一番良かった機能は?」「課金しなかった理由は?」といった質問が10個並ぶことになります。すべて質問しても15分で終わってしまい、回答もほとんど一言で終わります。特に「課金しなかった理由は?」のように正面から尋ねる質問には、「なんとなく不要だと思ったので」といった表面的な回答しか返ってこず、真の離脱理由を聞き出せないまま終わってしまいます。
バリエーション
採用面接の質問設計に使う場合
{{取材の対象}}に対して{{時間}}の面接を行います。確認したい評価ポイントは「{{取材の目的}}」です。
候補者が実際に直面した具体的な状況や行動を語らせる質問を作成してください。各質問には、模範解答のような当たり障りのない回答が返ってきた際に本質を掘り下げる追加質問を2つ付けてください。質問ごとに「何を見極めるための質問か」を明記し、年齢・家族構成・出身地などの採用時に尋ねるべきではない配慮事項・NG質問は含めないでください。
採用面接用にカスタマイズしたパターンです。聞いてはならないNG事項を明示しないとAIが慣例的に含めてしまうことがあるため、あらかじめ除外指示を入れています。
インタビュー終了後に次の準備をする場合
{{取材の対象}}のうち1名とのインタビューを終えました。目的は「{{取材の目的}}」でした。
今回のインタビューで新たに判明したことと、質問すべきだったのに聞き逃した点をそれぞれ3つずつ整理してください。その上で、次回のインタビューで追加すべき質問・削除すべき質問を提案してください。ガイド全体を書き直すのではなく、変更・改善する差分のみを提示してください。
インタビューは複数人に継続して行うことで質問の質が磨かれていきます。変更差分だけを受け取ることで、ガイドを毎回全体的に確認し直す負担を減らせます。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる