なぜこう書くのか
授業の発問をあらかじめ準備しておかないと、授業中に出てくる質問は事実確認ばかりに偏りがちです。「何年に起きましたか?」「これは何と呼びましたか?」といった質問は投げかけやすく答えもすぐに出ますが、生徒の思考はその場で止まってしまいます。逆に質問リストだけを10個並べても、難易度がバラバラでどれをいつ使えばいいのか分かりません。
そこで第4段落で質問を4段階に分け、後ろの段階が前の段階の答えを踏まえて展開するようにしました。思考力を深める発問づくりの肝は、難しい質問を作ることではなく「順番」を作ることです。事実を確認できた生徒だからこそ理由を説明でき、理由を説明できた生徒だからこそ他の状況へ応用できます。
役割に「答えが決まっている質問と思考を広げる質問の違いを熟知している」と明記することで、第2段階以降の質が大きく変わります。この記述がないと、第3段階の質問も実質的に答えが1つしかない質問になりがちです。第2段落で学級の構成を伝えているのも有効です。発言の少ない生徒が混ざっていると伝えることで、第1段階に誰もが答えやすい質問が入ってきます。
形式の最後の列である「補助質問」は、実際の授業で最も役立ちます。生徒が答えに詰まった際、教員がすぐに正解を言ってしまう代わりに、1段ハードルを下げた質問を投げかけられるからです。「期待する回答の要点」の列は採点基準ではなく、教員が「どこまで答えが出たら次に進むか」を判断するための目安になります。
制約の3つの条件は、発問でよくある失敗をそれぞれ防ぐためのものです。Yes/Noの質問は教室を静まり返らせ、1文で2つのことを聞くと生徒は後ろの質問だけに答えてしまいます。教科書外の統計を入れないという条件は、AIが質問の中にそれらしい数字を捏造して組み込むのを防ぎます。
用語が分からなければAha AIで: chain-of-thought, role-prompting
悪い例との比較
小学6年生の江戸後期の身分制度の授業の発問を10個作って
10個出力されはしますが、大半が「武士はどんな身分でしたか?」といった事実確認レベルになり、残りの数個は生徒が答えられない大きすぎる質問になりがちです。難易度の順序がないため、授業中にどの質問から投げかけるべきか教員が並べ替えなければならず、生徒が詰まったときの補助質問もないため、結局教員が答えを言って終わってしまいます。
バリエーション
グループ協議用の問いが必要なとき
{{学年}}の生徒が4人ずつのグループで「{{全体のテーマ}}」について話し合うための問いを3つ作成してください。
正解が1つに定まらず、意見が分かれそうな問いにしてください。各問いには、対立する2つの立場を具体例として1行ずつ付けてください。グループで会話が途切れたときに使える追加の問いも1つずつ入れてください。特定の宗教や政治的立場に偏る問いは作成しないでください。
話し合いは意見が分かれてこそ成立するため、段階的な発問の代わりに対立軸のある問いに変更しました。
授業終わりの振り返り確認の問いとして使うとき
「{{全体のテーマ}}」の授業の終わりに、{{学年}}の生徒全員が紙に書いて答える確認用の問いを3つ作成してください。
一文で答えられる問い2つと、今日学んだことを自分の言葉で1行にまとめる問い1つで構成してください。各問いの下に、「このように答えたら理解できている」「このように答えたら補足が必要」という基準を1行ずつ明記してください。
授業終わりの5分で使う形式です。確認基準をあらかじめ得ておくことで、次の時間の導入で何を振り返るべきかがすぐに判断できます。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる