なぜこう書くのか
ChatGPTでワークシートを作成する際によくある失敗は、問題文だけを出力させてしまうことです。問題を10問出力しても正解や採点基準がなければ、教員が1問ずつ解いて模範解答を用意しなければならず、最初から自分で作るのと手間が変わりません。そのため、このプロンプトでは生徒用プリントと教員用解答を一度に作成させます。
役割の段落で「ワークシートを自作している教員」と指定しているのは文体のためです。この指定がないと、発問が問題集の解説のように長くなり、生徒が読むだけで疲れてしまう文章になりがちです。
課題の段落にある難易度の比率指定は、このプロンプトで出力を最も大きく左右する部分です。比率を固定しないと、似たような難易度の確認問題ばかりが並んでしまいます。4:4:2は授業内で使いやすい標準的な配分ですが、クラスの学力に応じて比率を変更してください。最後の記述問題は、単に用語を知っている生徒と仕組みを理解して説明できる生徒を見分けるために有効です。
形式の段落で生徒用と教員用を分けることで、前半部分をコピー&ペーストして印刷するだけで授業プリントが完成します。教員用解答にある「採点基準」は、記述問題の丸つけで評価がぶれるのを防ぎます。制約の段落は教育用資料において特に重要です。AIは存在しない統計データや教科書のページ数を自然に捏造してしまうため、資料が必要な場合はその場で短いオリジナル文章を作成させるのが安全です。
用語が分からなければAha AIで: role-prompting, hallucination
悪い例との比較
中1社会の「気候と人々の暮らし」の問題を8問作って
問題文は出力されますが、正解も採点基準もなく、難易度も偏ってしまいます。生徒が数分で解き終わってしまうか、逆に半数が手も足も出ないプリントになりやすいです。また、外部のデータを引用した問題が含まれると、その数値が正しいかを教員が別途確認しなければならなくなります。
バリエーション
自己採点形式にしたい場合
{{科目}}の{{学年}}向けに「{{全体のテーマ}}」のワークシートを{{設問数}}問作成してください。すべて生徒が自己採点できる形式にしてください。
選択式と単答式(用語記述)のみで構成し、ワークシートの最下部に解答一覧を配置して、折って隠せるように案内を入れてください。各問には、間違えた際に見直すべき教科書のキーワードを1単語で添えてください。
自己採点用として記述問題を省き、間違えた問題に対して復習すべきポイントだけを残す構成にしています。
習熟度別に2パターン配りたい場合
{{学年}}の{{科目}}「{{全体のテーマ}}」のワークシートをAタイプとBタイプの2種類作成してください。設問数はそれぞれ{{設問数}}問です。
2つのタイプは問う概念を同じにし、難易度のみを変えてください。Aタイプはヒントや補足資料を付け、Bタイプは同じ概念を新しい別の場面に応用させる問題にしてください。教員用解答は1つにまとめ、AタイプとBタイプの同じ問題番号を並べて記載してください。
問題番号ごとのテーマを統一しておくことで、2種類のプリントを配っても丸つけや解説を同時に進められます。
モデル別の注意
ワークシートと解答を一度に出力させて形式が崩れた場合は、「解答部分だけを表形式で再出力してください」と続けて指示してください。
設問数が10問を超える場合は、後半で出力形式が崩れやすくなるため、生徒用ワークシートと教員用解答を分けて2回に指示を出すのがおすすめです。Wordなどの文書ソフトに貼り付ける際は、「表形式ではなく番号付きリストで再出力して」と追加で指示するとレイアウト崩れを防げます。画像やグラフが必要な問題は空欄にしておき、教員が後から図表を挿入してください。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる