なぜこう書くのか
補習授業の計画を立てる際によくある失敗は、誤答率が高い順に単純に問題を解き直すことです。しかし、誤答率84%の濃度計算を最初に取り上げたところで、その前提となる分配法則や一次式の計算が定着していなければ、生徒は同じところで再びつまずきます。このプロンプトは、誤答率のランキングではなく「概念間の順序性」を導き出す設計になっています。
3番目の段落では、その思考プロセスをステップに細かく分解しています。「グループ化 → 土台かどうかの判断 → 指導順の決定 → 除外するものの切り捨て」という4段階です。これらを一括で雑に指示すると、AIは最初の段階だけを行って誤答率順のリストを出力しがちです。ステップを明確に提示することで途中の判断ロジックが残り、教員が順序の妥当性を検証できるようになります。
冒頭のタスクは「分析してください」ではなく「2コマで何をどの順序で教え直すか決めてください」としています。分析を求めると単なる表や解説が返ってきますが、意思決定を求めると「捨てるべきもの」も明確になります。テスト分析の実務において真に難しいのは、何を教えるかではなく、何を諦めるかです。
出力形式における「他概念の土台となるか」の列は、指導順を組み立てる強力な根拠になります。この列が埋まっていれば、教員は一覧表を見るだけで授業構成を柔軟に変更できます。
最後の制約事項は2つのリスクを防ぎます。「誤答率だけでつまずきを決めつけること」と「資料にない設問の捏造(ハルシネーション)」です。推測に「推測」とラベル付けさせることで、教員が生徒へ対面で確認すべきポイントが明確になります。誤答資料を """ で囲んでいるのは、データ内の文言が指示文として誤認識されるのを防ぐためです。
用語が分からなければAha AIで: prompt, output-format
悪い例との比較
この誤答率を見て補習授業の計画を立てて
(設問分析表を貼り付け)
出力されるのは誤答率順に並んだ問題リストと「該当する概念を復習する」といったありきたりな文章だけになります。2コマに収まりきらないのに何を削るべきかが示されず、概念の前後関係も考慮されないため、計画通りに進めると最も難解な応用問題から教え直すことになります。結果として、基礎が抜けたままの生徒は再びつまずくことになります。
バリエーション
個別生徒への学習アドバイスを作成したいとき
以下の{{科目}}の誤答資料は、ある生徒1名の結果です。この生徒が自学自習する際に役立つ学習処方箋を作成してください。
間違えた設問を概念ごとにまとめ、生徒が最初に取り組むべきグループを2つだけ選定してください。グループごとに、復習すべきポイント1行・練習すべき問題タイプ1行・自己確認用の問いかけ1行を提示してください。生徒本人が読む文章のため、簡潔な言葉を用い、点数や順位には言及しないでください。データから読み取れないことは推測せず空欄にしておいてください。
誤答資料: """ {{誤答資料}} """
学級全体ではなく個人の復習用です。生徒が迷わず自習できるよう、取り組むべき範囲を2グループに絞り込んでいます。
次回テストの問題構成を見直したいとき
以下は前回の{{科目}}テストにおける設問別誤答率です。次回のテスト問題を作成する前に、今回の問題自体の妥当性を検証してください。
誤答率が極端に高い設問と低い設問をそれぞれ抽出し、その原因が概念自体の難しさにあるのか、それとも問題文の表現や条件提示の仕方にあるのかを分類してください。判断の根拠を1行ずつ添え、データだけでは判断できない場合は「判断保留」と記載してください。最後に、次回テストで問題文を作成・推敲する際のチェックリストを5点提示してください。
誤答資料: """ {{誤答資料}} """
生徒の指導ではなく、問題作成(作問)の質を検証・改善するためのバリエーションです。データ不足の項目は無理に断定せず保留にするよう指示しています。
モデル別の注意
設問分析表のファイルがある場合は、ファイルを添付してから貼り付けてください。生徒名が入っている列は削除し、問題番号・概念(単元)・誤答率だけを残せば十分です。
関連プロンプト
最終更新 2026-09-02 · 誤りがありますか? 知らせる